カテゴリー「PC」の記事

2020/11/05

Z400パワーアップの限界

2018年の1月に大騒ぎしてマザーボード交換したHPのZ400ですが、まだ使っています。笑
さすがにメインマシンには厳しいですが、サブマシンとして毎日稼働してくれています。

Zシリーズを愛機として選んでるのは、そもそもワークステーション機なので、筐体やパーツが工具なしで分解できたり、長寿命な電源ユニットを使っていたりするおかげで信頼性が高く、メーカー直のアウトレット品が割安で、結果的に(時間も費用も)安上がりになるという理由です。

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このZ400は後期モデルなので、発売したのが2010年(一年後にアウトレットで購入)つまり安定して10年近くも使えてるので、元を取るどころかしゃぶりつくしたかなと思っていますが、まだ不調じゃないのでもう少し粘ってもらいたいところです。

シングルのXeon W3690(CINEBENCHのスコアを見ると、第七世代のCore i3ぐらいの能力)でメモリも最大搭載量の24GB、GPUは初期搭載のQuadro4000をQuadroK2000に交換してますが、アーキテクチャー的にはこれで限界なので、もうパワーアップは無いだろうと思っていました。

ところが、別の目的でデスクトップ用にNVMeのドライブをPCIeで接続できるボードを探していた時にこんなものが!
(この記事を書いた時点でAmazonの実売で5000円前後。)

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https://www.amazon.co.jp/gp/product/B017IBWBFK/

そう、2.5インチのSSDをPCI-Expressに接続して、高速に読めるようにする珍品です。
Z400のストレージはSATAなので、500MB/sのSSDを繋いでも280MB/s程度しか速度が出ないのですが、PCIeバスは2.0なので実効データ転送速度は片方向500 MB/sですから、現状よりは高速になると期待して購入してみました。

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このSSDは交換して間もないので、そのまま使うことに。

 

まず、付属のデバイスドライバー(シングルCDでした)を入れてこのアダプター自体を認識できるようにする。

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マウンターを取り出して、念のため静電マットの上で買ってきたアダプターへ移植作業をする。

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※ボード上にSATAの端子(写真だと左下)がありますが、そこは非常時に通常のSATAで起動できるようにするものなので、何も繋がないでおく。(データはPCIバス経由で高速化できるので、接続したら意味がないです。)

サービスマニュアルによると、PCIe2で75W電力供給できるスロットは2つ、スロット2はグラボで使ってるのでスロット4に挿して起動。

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出展:Z400サービスマニュアル

https://jp.ext.hp.com/lib/doc/manual/workstation/hp_workstation/504630_291.pdf(PDF注意)

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特にトラブルもなく起動できたのでベンチマークをとってみると、交換前の速度で280MB/s、交換後は同じ個体のSSDでも350MB/sとあります。もちろん理論値の500MB/sは期待していませんでしたが、300MB/sは余裕で超えて1.25倍(書き込みは1.6倍)向上しました。
これで5000円の追加コストが見合うのかは主観でしかないですが、個人的にはちょっと不満かなとは思います。

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さて、このパワーアップしたZ400ですが、コマンドラインから「> winsat formal」だけで確認してみたところ、WindowsExperienceでシーケンシャルリードが7.9、ランダムアクセスが7.8なので、以前の7.3/7.2から比べると向上しているのがわかります。

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CINEBENCHで単純にCPUだけ比較してみると、レンダリングに使ったりするメインマシンとは7倍も性能差がありますが、普段の業務には全く支障がありません。(左はZ400、右はZ840)

現状の構成でも2017年式のThinkPad X270に負けない程度には使えていますので、ワークステーションは素晴らしいなと思いました。
Winsocre

これであと二年は戦える(かも)→二年戦えました!



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※このあと、何度か再起動をしていたらメモリが壊れているというエラーが!
壊れたのはサムスン製の4Gメモリ(PC用)で、最初から純正で付いているhpのメモリ(サーバ用)は10年近く毎日動いています。
これはサムスンが悪いのではなく、PC用のメモリとサーバ用のメモリの違いかなという感じです。

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2022/09/05 追記

ついに電源が壊れました。
起動時に盛大なブザー音と電源ボタンが赤点滅したあとシャットダウン、以後なにをやっても電源が入らず。

別のデスクトップから電源ユニットを移植して、データだけ退避しました。
購入時から11年、すごい長持ちしてくれて感謝です。

2019/09/12

eSIMを初めて試す

週末にマニラに行く用事があったので、eSIMを初めて試すことにしました。

今年のGWにシンガポール行ったときは迷って、現地でSIMを買ってしまったので、今回は事前に設定することに。

キャリアはiPhoneに対応していて、日本語対応サイトのあるUbigi(ユビジ)にしました。

 

1.このサイトでプロファイル作成(サインアップ)をして、メールでQRコードが送られてくるのを待つ。

https://cellulardata.ubigi.com/ja/esim/

 

2.待ってる間にAppStoreでUbigiのアプリをダウンロードしておく。

Ubigi

↑クリックするとAppStoreへ飛びます。

 

3.QRコードが送られてきたらiPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」を選んでQRコードを読み取る。

※注意点はWiFiを切っておかないとアクティベートがいつまでたっても終わらない(10分ぐらいでタイムアウトしますが)のと、メールでQRコードが送られてくるので、iPhone自身で表示しても読めないので、別の端末で表示するかプリントアウトするぐらいです。

4.回線を掴んだらUbigiのアプリを開くと、ユーザー登録画面が起動して登録可能になる。

5.登録完了すれば、プリペイドで好きなプランが選べるようになります。

  (7日間1GBで1500円のプランを選びました)

Ubigigamen

6.支払いが終わればアクティベート完了。

 

選んだ地域が「アジア」なので、日本も含まれるため、試しにローミングしてみると 回線を掴んでいた!

Lte

 

ついでに「確認くん」でIPアドレスの割り当てを見る。

Ugtopkakunin

 

あまり見慣れないIPアドレスなので、whoisしてみる

Ip

これでイギリスの回線(実際にUbigiはフランスの通信事業社Transatelが提供するブランド)だということがわかりました。

あとは、マニラでどれぐらいの速度が出るか楽しみです。

 

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追記:2019/09/20

 

マニラで実際に使ってきました。

ニノイ・アキノ国際空港に到着してから、UbigiのeSIMをオンにしたところ20秒弱で回線を掴んで通信が開始。

ちゃんとLTEで接続されていて、屋内の一部を除いては回線が切れることもなく快適でした。

今回泊まったホテル(OKADA)のWiFi環境が良かったので、3日間で52MBしか使わず1GBは使い切りませんでした。

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2018/01/25

Z400の修理

blogに失敗談を書くことは、それだけで「ネタができた!」と気分転換になります。

 

さて、先日のサーバー機ですがCPU交換してから快適だったので、それに味をしめてパソコンのCPUも交換しようと思いつきました。

 

僕が使ってるのは8年も前のワークステーションでHPのZ400です。
GPUはquadro4000だし、コンシューマ向けのPCと違って作りもいいし、当時のミドルエンドなXeonプロセッサを積んでるお陰で、ゲームもレンダリングもやらない環境であればSSDだけ現代のを使ってれば特に遅くて困る事も無かったのですが、このマシンに搭載できる最高スペックのCPUも手ごろな値段で買えるようになっているので、この際一番最高な状態で使い倒して寿命まで頑張ろうとか思ったのです。

 

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純正では最上位モデルに搭載されてるxeon w3690も2万円しないぐらいで簡単に手に入れて、CPUクーラー(水冷)を外して、あっさり終わらせようかなと思っていたんですが、ここで悲劇ががが!!

 

昔のCPUソケットと違って、マザーボード側が剣山みたいになってるので、破損したらアウトだなって思いながら作業してたわけですが、見事にCPU落として曲がりました。泣

 

老眼気味の僕にはキツイ作業ですが、こうなったらピンを戻すしかありません。
作業性を考えて全バラシして、ついでに埃も掃除してみました。

 

HPのマシンは整備性が非常に高く、このZ400もマザーボードを外すのはネジを外さなくても、ワンタッチでベースプレートごと取れるようになっていて、ケースから簡単に分離できます。

 

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これで上手くいけば、きれいに埃が取れてよかったぐらいに自分をごまかせるのですが、仮組みから電源を入れても起動しませんでした。

 

どうやら修正が甘かったらしく、どこかでショートしたのでしょう。
もう一度念入りにCPUソケットをルーペで拡大しながらきれいに直しました。

 

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これでも起動しません。泣
もちろん、CPU側の不具合も考慮して、新・旧CPUを交換して試したりしてます。

 

 

さて、ここからの選択肢として....
1.修理をあきらめて部品取りして別のマシンをアップグレード
2.マザーボード交換(同型か次世代か)
3.捨てる

 

1.は同型機がスペアとしてあるので、そちらを最高スペックにすることは可能だったのですが、スペアはそれなりに使うこともあり、あまり触ることなくコールドスタンバイでいて欲しいというのがありました。
2.のマザーボード交換は同型機の中古品がヤフオクで8000円、CPUソケットのみ交換ならAmazonで1400円で入手可能、手間を考えれば前者でいいのですが、それならいっそのこと8年前のモデルを直すのではなく、次世代機のマザーボードというのも考えました。
ただし、CPUとメモリは使えなくなります。継ぎ足して24Gあるメモリを買い換えるのは、あぶく銭でもあれば良かったんですが、経済的にも心理障壁も高すぎるため断念。

 

いっそマシンごと買い替えのタイミングなのではないかと思い始めたぐらいですが、結局は、マザーボードの交換という事にしました。

 

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全バラシしてたマシンを組み立てるのであれば、マザーボード交換の手間は同じだし、自分のミスを8000円でカバーできるのであれば、何万も出して買い替える必要はないという判断です。

 

ということで、現在そのマシンでこの記事を書いてるわけですが、一番いいCPUを選んだお陰で快適な気がします。

 

ちなみにWindows10のライセンス認証ですが、マザーボードを交換してるわけですから認証が切れてしまいます。特に僕のはWindows7からの無償アップグレードだったのでパーツ交換すると認証が通らなくなるのですが、マイクロソフトの認証センターに事情を言えば(チャットでやりましたが)旧ライセンスのロックを解除して、同じプロダクトIDで再認証できるように手続きをしてくれます。

 

これであと2年戦えたらいいなあ。

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2020年追記:まさか本当に2年以上現役で使えるとは。笑

http://espada.air-nifty.com/diary/2020/11/post-18ede3.html

2018/01/11

MicroServer Gen8

業務で使うサーバーは全てクラウドに移行したので、ローカルで使うサーバーの出番は巨大ファイルのバックアップとか、クライアントのフルバックアップぐらいしか使わなくなっていたのですが、そろそろN54Lも世代交代だなあと思っていたら、Gen10が発売されたおかげでGen8がお買い得価格になっていたので、年末に購入しました。

 

CPUはXeon E3-1220Lだったので、低電圧版とはいえXeon E3!すげえ!とか思ってたんですが、E3とは名ばかりですごい遅いCPUでした。笑
なにしろ第三世代のCore-i3よりもCPUスコアが低いので、ファイルサーバーとしては申し分ないのですが、WindowsServerで運用してクライアント管理もしたかったので、少しリッチなCPUに交換することにしました。

 

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サポート外ですが、先人達の報告で以下のCPUが動くらしいとのことで、ヤフオクで16,000円即決とお手頃価格と、スコアが2.2倍も上(消費電力もそれなりですが、バックアップ時しか起動しないのでOK)E3-1265Lにしました。(一番右の数字がスコア)

 

■搭載されてるCPU
Intel Xeon E3-1220L 2.20Ghz 3.40Ghz LGA1155 2 20W 3563

 

■サポート外だが動作確認されてるCPU
Intel Core i5-3470T 2.90Ghz 3.60Ghz LGA1155 2 35W 4677
Intel Xeon E3-1265L V2 2.50Ghz 3.50Ghz LGA1155 4 45W 8141

 

 

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一番心配してた温度も37度ぐらいなので過熱の心配はなさそうです。
45Wで動いてるのも確認しました。

 

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N54L(写真右)も三年間ノントラブルで動いてくれて大感謝!!
5インチベイに小物入れを付けたのが地味に便利でした。

 

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2017/07/06

X240をアップグレードさせる。

ちょっと手が空いたので、夏休み前に環境整備をすべく、私物のX240をアップグレードしようと思ってジャンクで入手した個体から、いいパーツを奪う事に。
(仕事で使うPCは会社の経費で定期的に交換できるのですが、私物のPCはいつもジャンク品です。)

 

SSDにはしてたんですが、celeronだし液晶もWXGA(1280×768)でちょっと作業域が小さい感じでした。
そこで、高クロックのi5が載ってるロジックボードとフルHDの液晶に交換したんですが、検体側にはモジュールはついていないのに何故かLTEのアンテナが天板についていました。

 

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しかも日本製の外装だったので、惜しいなぁとは思いましたが、貼り直しできるような作りではなさそうだし、調べたら部品代は1200円。僕が使ってた方が外装は綺麗だったし全バラしてたのでいまさら元に戻すのも意味がないと思い、液晶だけ入れ替えをしました。笑
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同じX240なんですが、外装の色がちょっと違いました。
僕のはグレーっぽい黒で、入手したジャンクの方はラメの入った黒に近い筐体でしたが、生産国なのか後期モデルだからなのか、よくわかりません。

 

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さて肝心の液晶部ですが、前に使ってたX61やX201と比べて格段に液晶交換がしやすく、LTE化も簡単にできそうです。
なにしろベゼルで固定してるだけで両面テープ類やビスもなくて、ベゼルを外してるときに危うく落下させそうになったぐらいです。笑

 

いつものような面白いトラブルもなく、あっさりFHD化に成功。
これであと2年は戦える!!(たぶん)

 

2016/06/03

データ復元できないようにiPhoneを初期化する

僕の会社では、iPhoneのデータ復元サービスなどを業務でやってますが「復元できないように初期化してくれ」という依頼がたまにあります。
「データ復元を業務にしているのならば、逆に自分たちで復元できないように初期化できるだろう」というのがアイデアの元ですが、それなりに需要があります。
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写真のやつは、法人で使っていた社員用のiPhoneをまとめて廃棄したいという要望で、150台を一度に受けたのは初めてですが、同時に何台できるのかベンチマークになってよかったです。
作業中はSPAMを送りまくる業者みたいな絵になりました。笑
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USB3.1ハブの都合もありますが、20台ずつがバランスよくて8回繰り返しの作業で完了しました。
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用途に応じて、Appleの純正デベロッパーツールであるApple Configurator や Blancco Mobile Device Eraserなどを使っています。
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(業界やツールに興味がある方向け)
こちら↓ に木暮祐一さんが寄稿している、わかりやすい記事があります。

【木暮祐一のモバイルウォッチ】第95回 中古スマホの情報漏洩対策は日本が世界をリードしている

2016/03/05

Windows10は悪くない

Windows10のアップデータをウィルスのように扱ってるサイトやライターって実はWindows10を使ったことないんじゃないかと思う。

 

去年のアップデート通知が始まったときは僕だってウザいと思ったけど、世界的なプラットホームが新しいバージョンへ移行しようとしているのだからそれなりに開発費をかけてるわけだし、Windows8や8.1のトラウマで次のバージョンもクソだという風に思い込んでるだけなんじゃないかと思ったりします。

 

Windows10

 

 

だいたい過去の経験から、飛び石でWindowsは名作が生まれるのはわかっているのだから、MEやVistaや8でひどい目にあったからって、偶数のWindowsを毛嫌いすることもないんじゃないかと。
だってWindows9が欠番なんだから、実質的には奇数のWindowsでしょう。笑

 

新しいOSは機能がリッチになって、古いマシンでは使えないぐらい遅くなると思い込んでる人もいますが、これはMSの告知不足だけでWindows10はとても軽いOSです。
※ThinkPad X60(Core2Duo)でもSSDにしてればちゃんと実用できるレベルです。

 

僕は実務で使ってるマシンでいきなりアップデートをするほど冒険はできなかったけど、サブマシンでアップデートの恩恵にあずかって、日常で使うアプリケーションの互換性に何も問題がないことが確認できたので、メインマシンもアップデートしましたよ。

 

スタートメニューに検索ボックスが無い(代わりのものはある)とか、Edgeがイマイチ(ieはアクセサリに残ってる)とか、コンパネが消えた(探せばあるし、スタートにピン留めできる)とかWindowsXPや7が大好き過ぎて、OneDriveやMSアカウント連携の便利さを享受しないのはもったいないと思う。

 

一番楽だと思ったのは、iOSやGoogleのサービスとの連動がとても簡単になり、他社のクラウドサービスとMSのクラウドサービスが楽に連携できるようになったことだと思っています。

 

こういうこと書くとMSの回し者だとか言われるんだけど、慣れてるもので落ち着くのではなく、新しいものでも良いものは良いと思える感覚(使うかどうかは自由)を捨ててしまったら、それが頑固ジジイになる始まりなんじゃないかと思ったりするので、僕はちゃんと新しいものも古いものも経験してからちゃんと選ぶようにしていきます。

 

2016/02/23

Chrome リモートデスクトップでマウスが消える

GoogleChromeには「リモート デスクトップ」という便利なアプリがあって、Windows上で仮想デスクトップみたいに、Chromeがインストールされてるパソコンを外部からGUIな画面でリモート操作できたりします。
 

僕はLANにつながってるサーバ機をファイルサーバとして使うのですが、普段は何も出力系のデバイスはつないでいません。
設定変更などでディスプレイやキーボード・マウスなどをつなぐのが面倒なので、リモートデスクトップを使っているのですが、先日マウスカーソルが表示できないという現象に出くわしました。

 

サーバ側、クライアント側を再起動したり、マウスを繋ぎなおしてみても同じで、思い当たるのはWindows10にしたことぐらいです。
いや、互換性のチェックをしたうえで、Windows10はLAN上にある他のWindows機の共有フォルダが突然見えなくなるとか、Windowsあるあるが減ったらしい(たしかに減ったというか、いまのところネットワークドライブが切れたりしない)ので、移行したわけですが、やはりWindows10が原因でした。

 

Windows10は繋がっていないデバイスの出力をしないらしく、マウスがつながっていないのならマウスカーソルを表示しないという動作をするようです。
これは本来は省電力的なことなら問題がないのですが、リモートデスクトップは、クライアントのマウスカーソルが、仮想ウィンドウに移動してもそのまま操作できるのが便利だったわけで、これでは不便すぎます。

解決策としては、サーバ側にマウスを繋げばカーソルが復活して、クライアント側での操作は従来通りになるので、いまのところはそうしていますが、マウスのふりをするダミーのUSBドングルみたいのが欲しくなります。
HMDIのダミー端子があるのならば、マウスのダミーも探せばあるのかもしれませんが。

コスパだけで考えれば使っていないマウスを適当に繋いでおけばいいだけなんですけどね。

2014/07/06

引き続きN54Lと遊ぶ

前回入手したのHP ProLiant MicroServerN54Lですが、サーバー用途のつもりだったんですが、出来がよかったのでクライアント仕様にちょっとだけいじってみました。

 

グラフィクスのスコアが1.0というはじめて見た数字だったので、の玄人志向(苦労と至高?)のGF-GT520-LE1GHがこれまた安かったので搭載してみました。

 

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PCI-eが1スロットあいているので、ここに挿しますがかなりシビアな感じ
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ケーブルコネクタをはずして、マザーボードを引き出してみるとこんな感じです。
USBが1ポートあるので、ついでにあまってたWiFiのドングルも挿して無線化。
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ケースに戻したらギリギリでした。笑
純正のリモートアクセスカードが入らなくなるのですが、サーバーとして使うときはグラフィックボードと入れ替えで問題ないかと思います。サーバーではグラフィックスどうでもいいですからね。
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Windows7 Pro 64bit版 SP1 でエクスペリエンスを計測。

 

前回1.0という、サーバーなのでこれは文句ないんですが、クライアントPCとしてはひどいスコア

 

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今回4.4になりました!
CPUがCore2DUOぐらいなので、ゲームや3Dレンダリングでもしなければ十分かと。

 

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このあとWindowsServer2012を入れたのですが、ドライバは対応機器一覧に出ていないのですが、Windows7版が使えました。
http://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/76088/jp

 

 

 

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■2015年追記
 BIOSのアップデートがあったので、設定を見直したところVGAメモリの設定がAUTOになっていました。
考えてみればAMD Radeon HD4200相当のグラボが積まれているハズなのにスコアが1.0は低すぎると思って、512MBに手動で設定してみたところ、スコアが3.6になりました。笑

 

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ということはグラボを追加しなくても、それなりに使えるマシンなんですね。
AUTOで最大にならないのは、サーバー機だからメモリを取られないようにする配慮なんでしょうか。
(実際にメインメモリは4Gから3.5Gになります。)

2014/07/02

親切設計な HP ProLiant MicroServer N54L

手ごろなお値段で人気のHP ProLiant MicroServerN54LにintelCPUを搭載した後継機種が出たお陰で、Amazonでセールしてました。
なんと、僕が購入したときは15,450円という4Gのメモリと500GのHDDが搭載されているモデルで、この二つのパーツだけで一万円はするので大変お買い得な価格設定!
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メモリは2Gが2枚ではなく、お高いのに4G1枚という親切設計!
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HDDが四機搭載可能で、マウンター(ノンホットプラグなので電源投入時には抜くことが出来ないです)も標準で付属するという親切設計なのですが、使わなくなったデスクトップPCからHDDを抜いて、このマシンに載せようと思ったときにネジが付属していないことに気づきました。
しかも、普通のインチネジよりも頭が低いネジを使わないとケースに干渉する上に、トルクスネジだったので、利便性を考えてドスパラで300円10個入りのネジを買ってきました。

 

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そのネジに差し替えてるときに、やっと気づいたのですが、ネジは付属していました。笑
そうです、HDDベイの扉の裏に!!
(銀色で4個あるネジは空いてる5インチベイに光学ドライブをつけるときに使うネジ)

 

整然と並んでるので、デザインかと思って見過ごしていました。(しかも工具付き!)
付属のマニュアルには記載されていましたので、やはりちゃんと見ないといけないのだなという教訓になりましたね。

 

これは社内のバックアップ用ファイルサーバーやowncloudの実験機にしようかと思っているのですが、それは追々。

 

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試しにWindows7を入れてカスタマーエクスペリエンスを確認しました。
サーバー用途なので、グラフィックスはひどいですがそれ以外は悪くないですね。
少なくとも僕のThinkPadよりは速いです。笑

 

N54l

 

 

※僕は購入しなかったのですが、純正のリモートアクセスカード「615095-B2」についてはこちらの記事が詳しいです。
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/special/20101027_402687.html

 

 

HP ProLiant MicroServer
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/ml_lineup.html

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